3階建て・4階建て木造在来軸組工法の構造計算のご案内 |
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1 業務内容
※壁倍率7倍を超え15倍までの高耐力壁を用いた構造計算 が可能となりました。
高耐力壁を用いる事で3階4階建ては間取りの確保が容易で建て易くなります。
特に3~4階建てアパート、店舗、倉庫等の設計に向いています。
「3階建て木造建物」
・木造軸組工法の許容応力度設計による構造計算と致します。
・壁倍率7倍を超え15倍までの高耐力壁を用いた構造計算が可能です。
・高耐力壁を用いる事で開口部や空間の確保が容易になると考えられます。
・木造軸組金物工法へも対応が可能です。
・築確認申請提出に必要な構造計算書、構造図面の作成
・構造計算ルート2又はルート3までと致します。
※上記以外の建物の計算
・屋根トラス等の骨組みを併用した構造計算
・平面・立面形状が不整形の建物 又は 床の吹き抜けが大きく剛床仮定が成立しない建物などの設計。
お問い合わせ
・・・ これからは4階建て5階建ての時代 ・・・
「純木造4階建て、混構造による5階建て(上階木造4階+下階RC造又はS造)」
・木造軸組工法の許容応力度設計による構造計算を基本と致します。
・壁量の確保が難しいかった4階建ては高耐力壁を用いる事で今までよりも容易になります。
・今後は壁倍率7倍を超え15倍までの高耐力壁を用いた構造計画が支流となると考えられます。
・平面形状、立面形状、間崩れ等の条件が絡みますので、初期計画段階からの構造検討が必要となります。
・塔状比最大4以下とし建物高さがに対して建物幅を一定以上確保する必要が有ります。
・構造計算ルート2又はルート3までと致します。
※まめ知識
・構造設計ルート2以上は「構造設計一級建築士」資格者又は関与が必要となりきす。
・施工においてはRC造や鉄骨造建物よりも工期の短縮が見込めます。
・基礎部においては、より経済的な基礎工法の採用が可能となります。
・壁倍率が7倍を超え15倍までの高耐力壁を使う事により壁量の確保が容易になります。
・3階建て、4階建ての建物では、壁倍率7倍までの構造計画では壁量の確保が難しくプランの制約が出やすいです。
・高耐力壁を使用する事により耐震等級、耐風等級をUPする事も可能と考えられます。
・木材部材加工においては、プレカット工場による加工製作が可能です。
・木造建物は、RC造や鉄骨造と比べ減価償却期間、固定資産税等におて、
有利性もあり共同住宅、事務所、店舗等の施設において有効と考えられます。
・木造の欠点と言えば、耐久性、耐火性が考えられますが、耐久性については手入れを行う事で伸ばす事が出来ると考えられます。
また、耐火性についても2時間耐火までの仕様も有りますので、特に問題になる事は無いかと考えられます。
< 注 意 >
・中大規模建物につきましては、初期の計画段階からの構造的な打ち合わせをお願い致します。
また、木造耐火構造の扱いとなる物件につきましては、設計モジュール等の変更が発生する恐れが有ります。
・平面・立面形状が変形した建物 又は 床の吹き抜けが大きく剛床が成立しない建物などの設計も条件により可能です。
・確認申請期間につきましては、在来軸組工法3階建てよりも時間が掛かりますので余裕を持った申請期間の計画でお願い致します。