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3階建てから4階建て木造在来軸組工法の構造計算のご案内

 

 1 業務内容
「3階建て木造建物」
・構造設計ルート2の範囲内までとする。
・専用住宅、共同住宅、宿泊施設、老人施設等等を対象とした「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」による
 構造計算 とする。
・木造軸組金物工法

※上記以外の建物の計算
・制振装置の配置を行った建物の設計
・特殊な建物工法として、建物前面へ開口部を多く設けたい狭小住宅などの車庫部分へ木造門型ラーメン工法を
 併用した木造在来軸組工法建物の構造計算
・中大規模木造建物等の構造計算、屋根トラス等の骨組みを併用した構造計算
・平面・立面形状が変形した建物 又は 床の吹き抜けが大きく剛床が成立しない建物など


・・・ これからは4階建て5階建ての時代 ・・・
「4階建て・5階建て(木造地上4階+地下RC造)混構造」
・木造軸組工法住宅の許容応力度設計による構造計算 とする。
・上記の4階建てにつきましては、平面形状、立面形状、間崩れ等の条件が絡みますので、
 初期の計画段階でからの構造検討が必要となります。(共同住宅等に向いてます)
・階数が高くなりますと一定規模以上の建築面積が必要となります。
 狭小建物や細長い建物、1階など(地階を除く)が非木造の混構造建物には不向きな場合が有ります。
・構造設計ルート2の範囲内 までと致します。
※まめ知識
・構造設計ルート2以上からは「構造設計一級建築士」資格者又は関与が必要です。。
・施工においてはRC造や鉄骨造建物よりも工期の短縮が見込めます。
・基礎部においては、より経済的な基礎工法の採用が可能となります。
・木材部材加工においては、プレカット工場による加工製作が可能です。
・4階建ての柱サイズは、ほぼ4寸(120x120)内で納まりますので、2x4工法で使用されると思われる206材
 (38x140)の組み合わせよりも、軸組の厚さ(壁厚)で20mmほど在来軸組工法では薄く計画が出来ます。
 この事は、室内空間の確保や廊下等への影響の差となります。
・設計は許容応力度設計を行いますので、建物の耐震性能、耐風性能については法的な基準値を確保する事が
 出来ます。
・木造建物は、RC造や鉄骨造と比べ減価償却期間、固定資産税等におてい有利性もあり共同住宅、事務所、
 店舗等の施設において有効と考えられます。
・木造の欠点と言えば、耐久性、耐火性が考えられますが、耐久性については手入れを行う事で伸ばす事が
 出来ると考えられます。また、耐火性についても2時間耐火までの仕様も有りますので、特に問題になる事
 は無いかと考えられます。
 
< 注 意 >
・中大規模建物につきましては、初期の計画段階からの構造的な打ち合わせをお願い致します。
  また、木造耐火構造の扱いとなる物件につきましては、設計モジュール等の変更が発生する恐れが有りますので
  事前の 打ち合わせが必要になるかと思います。
・平面・立面形状が変形した建物 又は 床の吹き抜けが大きく剛床が成立しない建物
・確認審査機関の申請期間につきましては、在来軸組工法3階建てよりも時間が掛かりますので余裕を持った
 申請期間の計画でお願い致します。

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